アトピー性皮膚炎と食事・食物アレルギーとの関係

食事制限と治療

アトピー性皮膚炎に対して、明らかに食物アレルギーが原因または悪化要因となっている場合には、食事制限が必要となります。

ただし、食事制限は、アトピーの治療というより食物アレルギーの治療です。

食事制限により、皮膚の炎症を直接、抑えるものではありませんから注意を必要とします。


一時期は、厳しい食事制限が実施されましたが、成長にしたがい食物の影響は少なくなるケースが多いことと、厳格な食事制限によって子供の一部に成長障害が起きることが多々みられるようになったという理由で、以前よりは比較的穏やかな方法が取られるようになってきています。

食事制限による治療を行う場合には、管理栄養士などとも協力して慎重に行う必要があります。


また、乳児に対しては、早すぎる離乳食への移行や、同一の食品を連続して摂取させるなどの、食物アレルギーを誘発する行為は避けなければなりませんので注意しましょう。

アトピー性皮膚炎と食物アレルギーとの関係

子どもがアトピー性皮膚炎と診断されますと、食べ物が原因ではないかと心配する親御さんも多いかと思いますが、これには少々、誤解があるようです。

アトピー性皮膚炎の子どもに、卵や牛乳など、アレルギーが出やすい食べ物に対しての検査を行なうと、IgE値が高く出ることはたしかによくあります。

しかし、この値が高くても、症状が現れない子どもはたくさんいます。

また、ほとんどの子どもは乳児期にIgE値が高くても3、4歳を過ぎれば下がってきます。


データによると、食物アレルギーが原因の人は、わずか数パーセントと非常に少ない数なのだそうです。

ただ、赤ちゃんのアトピー性皮膚炎は、大きい子どもや大人に比べて、食物アレルギーが関係する率が高くなっているが特徴です。


まずは、赤ちゃんのアトピー性皮膚炎に食物アレルギーが関係しているのかについて、医療機関できちんと調べてもらうのがいいと思います。

検査は、血液を採ったり皮膚テストを行い、 食物に反応してアレルギーを起こす抗体(IgE抗体)があるかどうかを調べます。

現在、食物アレルギーはアトピー性皮膚炎を悪化させる原因の一つと考えられています。

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