日常生活の工夫でアレルゲン除去

アレルゲンの除去

ハウスダスト、ダニ、化学薬品、花粉、動物の毛、住宅建材の処理剤、水道水の有害物質などのアレルゲンは、多種多様な物質で、生活に密着したものばかりですから、除去は大変です。

多くの患者では、多種類のアレルゲンが関与し、また完全にダニなどを除去することも難しいですから、必ずしも効果があるとは限りませんが、改善例も報告されています。

アレルゲンとして思いあたるような物質があれば、身の回りからその物質を遠ざけてみてください。

具体的なアレルゲンの除去の工夫

より、具体的には、

・特に生活時間の長い寝室、リビング、子供部屋は、ホコリを丹念に取り除きましょう。
掃除機を使いますと、アレルゲンを撒き散らして空気を汚している場合があるので、アトピー性皮膚炎の患者さんには、雑巾がいいと思います。

・寝室の掃除や換気は念入りに行いましょう。

・枕や布団などは、羽毛等などの素材は避けて、充分な天日干しを行い、ホコリやダニを除去してください。布団干しカバーや布団乾燥機を利用するのもいいかと思います。

・カーペット、布製ソファー、ぬいぐるみはなるべく避けることをお勧めします。

・カーテンは薄地で洗いやすいものを選び、毎月洗濯しましょう。

・ペットについては、飼う場合には、できるだけ屋外で飼いましょう。

・プールの塩素とかその他の成分によって皮膚炎が悪化する可能性がありますので、プールから出たらすぐにシャワーを浴びるなどの工夫が必要になります。
それでも悪化するようなら止めておきましょう。

・衣類の洗剤は植物性にし、洗剤が残らないように充分にそそぐようにしましょう。(人気の植物性洗剤

・毛糸のセーター等が直接肌に触れないようにしましょう。

・下着や靴下のゴムを緩めにする、 身体に触れる部分は綿素材にする、といったような衣類に関する細かい注意が必要です。

日常生活での工夫によって悪化因子を減らしましょう

アトピーは、ゆっくりと自然に治癒していく病気ですが、治療を怠って症状を極度に悪化させてしまいますと、自然には治りにくい状態になってしまいます。

日常生活での工夫によって悪化因子を減らし、かつ薬を適切に使って悪化しないようコントロールしながら、病気と上手につきあっていくことが大事です。

乳幼児期は、食べ物(特に卵)がアトピー性皮膚炎の悪化因子となることが多々ありますが、乳幼児期を過ぎれば、ダニ、ハウスダスト、カビなどの環境的な要素がアレルゲンとなってきます。

この環境的な要素は、生活の中の工夫や努力によってかなりの改善が期待できます。

特に、ダニはアトピー性皮膚炎に深く関係する悪化因子です。

ダニは、ホコリを餌に繁殖しますので、普段からこまめな掃除を心がけ、室内を清潔に保つことが大事です。(簡単にできるダニ対策

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