アトピー治療に効く温泉療法

温泉療法の効果−洗浄作用

海水浴や温泉療法の一番の効果は洗浄作用です。

アトピー性皮膚炎は、引っ掻いたところに黄色ブドウ球菌などがついて悪化してくることが多いですから、そういう菌を少なくするために入院した際、病院では1日に2〜3回入浴させ石けんで洗っています。その後脂分を補っています。

普通の水でも十分ですが、塩分が入っていることで殺菌効果もあります。アトピーの治療にイソジン消毒や強酸性水を使う殺菌療法がありますから、海水浴や温泉療法もそういったものの一つとして考えて利用すればよいと思います。

草津温泉や川温泉が有名な硫黄などを含む温泉には殺菌作用があります。

アトピー性皮膚炎では黄色ブドウ球菌が皮膚表面に多数検出され、痒くて引っ掻くことで患部を化膿させ皮膚症状は悪化して、ますます痒く痛くなるという悪循環がみられます。

また、黄色ブドウ球菌の菌体成分はスーパー抗原となり、免疫担当細胞を何でもかんでも手当たり次第直接に刺激し始めて、アレルギーを悪化させてしまいます。

これらのばい菌を殺すことで悪循環を絶ち、皮膚症状は改善していきます。

温泉療法の効果−発汗作用の促進

なぜ、海水浴や温泉療法がアトピー性皮膚炎に有効かと言いますと、まず、入浴そのものがアトピー性皮膚炎の症状的特徴である皮膚と身体にとって大変よいものであることが挙げられます。

アトピー性皮膚炎をかかえている人は、汗をかきにくいことが分かっていますが、一方で、汗をかきやすい人にアトピー性皮膚炎を発症する例は少ないというデータがあります。

温泉療法などによって、素肌の新陳代謝を促進しますとアトピーが軽減することがありますが、こうしたアトピーの改善には発汗作用の促進があるのではないかと考えられているのです。

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