プロトピック薬の利用と副作用

プロトピック(軟膏)とは?

プロトピック(軟膏)とは、1993年から治験として使われ始め、1999年に認可された、タクロリムスという免疫抑制剤を外用剤として製剤したものです。

元々は、臓器移植手術の際に用いられてきたものですが、その濃度を0.1%にして外用剤にしています。(小児用は0.03%)

16歳以上の場合には、免疫調整剤であるタクロリムス(プロトピック軟膏)が1999年から使用できるようになって、特に顔面、頸部の症状に有用性が認められています。

プロトピック軟膏の基礎知識

また、プロトピック軟膏の低濃度のものが小児において治験中であり、有効性と安全性が確認されれば有用な外用薬になると考えられています。

プロトピック軟膏の効果

プロトピック軟膏は、ストロングクラスのステロイドと同等の抗炎症効果があり、しかも、ステロイドにあるような末梢血管の拡張や皮膚の萎縮などの副作用を生じにくく、依存性や使用中止時のリバウンドも小さいことが特徴になっています。

副作用としては、ニキビの増悪があり、また、カポジ水痘様発疹症の発生率が高くなるとの報告もあります。


プロトピック軟膏は、特に顔面や頸部において効果が高いとされ、ステロイドの副作用が出やすい部位でもあることから、好んで処方されています。

使用開始初期に、ヒリヒリとした刺激感や火照りを感じる人もいますが、皮膚が慣れてくるにつれて徐々に治まっていくようです。


また、プロトピック軟膏は、強い免疫抑制作用がありますから、皮膚ガン発生のリスクを考慮して、紫外線療法を実施中の患者への処方は避けるべきとされており、妊娠している方には使用禁止とされています。

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